暗号バッグはプライバシーを入れるバッグです
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暗号バッグの仕様

暗号バッグは RFC2440, RFC2440bis で定義される OpenPGP を参考に、その仕様の一部分を実装したものです。
詳細について現在まとめているので、出来上がり次第公開したいと思います。
ちなみに、データ形式は OpenPGP のパケット形式をそのまま使っています。なので、暗号バッグや暗号キーファイルは pgpdump などで表示することが出来ます。

RFC2440
RFC2440bis
pgpdump

それから、暗号バッグでは暗号化・平文化を行うのに GNU の暗号ライブラリ Libgcrypt を使っています。

Libgcrypt

暗号バッグはデータの圧縮も行っているのですが、それには zlib を使っています。

zlib

インターネットであれこれ拾ってこれるので、便利な世の中になりました。

あなたの電子メール、人に見られても平気ですか?

インターネットのメールは、第三者によって盗視されている可能性があるのです。

たとえば、こんな人たちに…

  • あなたの上司
  • 同じネットワークに繋がっている人
  • メールサーバ・ネットワークの管理者

会社によっては上司が部下のメールを検閲しているそうです。
また、女子社員の電子メールを人知れず覗き見る、モラルの無い社員がいるところもあるとか。
とあるサーバ管理者は「あんたメール見てるんでしょ!」などと言いがかりをつけられ、辛い思いをしたとかしないとか…

もちろん、モラルのしっかりした人たちの方が多いことと思います。
しかしながら、 中にはどうしようも無いことをしでかして喜んでいる人がいることも確かです。
ひょっとしたら、そんな人にあなたのプライバシーが丸裸にされているかもしれません。

電子メールも封筒に入れた信書のようにして、そんな心配から開放されたいと思いませんか?


電子メールを信書にするための方法

電子メールの内容を守るための方法、それは電子メールを暗号にして送るのが一般的です。
今まで、 電子メールを暗号化する方法がいくつか考えられてきました。
代表的なものをあげると、

それぞれ、クリックすると用語解説のページが表示されます。興味のあるかたは見てみてください。

このなかで、一番普及しているのは PGP のようです。
Google でそれぞれを検索してみたところ、検索結果の数が以下の通りとなりました。

・2002年10月4日早朝 日本語のページを検索

暗号方式

検索結果数

PEM

6,310

S/MIME

6,460

PGP

66,900

※それぞれ、クリックすると Google を検索します

検索結果数がそのまま普及度を表すわけではないと思いますが、その目安にはなるんじゃないでしょうか。
ということで、検索結果を見ると PGP がダントツでした。

じゃぁ PGP でメールを暗号化すればいいってことだ!


PGP を使う

さっそく Google を検索したり、Vector や 窓の森 なんかで PGP をつかうためのソフトウェアを探してみます。
PGP やら GPG やらいろいろありますよね。
メールソフトによっては、PGP を使えるように作ったものもあるようです。

エンジニアのはしくれなボクは、あちこちの WEB ページをわたり歩き、その仕組みや使い方を学び、
「さあ!PGP で安全なメールを使うのだ!」
と幸せな気分だったのですが…

PGP を使って電子メールを暗号化するには、当然その相手も PGP を使ってくれないとダメなわけで、しばし身内に PGP 普及活動をしたところ…

  • 難しくてよくわかんない
  • 公開鍵で鍵をかけて、秘密鍵で鍵を開く。 なんなの?鍵、鍵ってさ?
  • メールソフトが対応してないんだけど
  • コマンドラインはチョットわけわかんない…
  • いったいどれをインストールしたらいいのさ?
  • めんどうくさいよう

無料サポートセンター開設ということになりそうで、その激務を予想したボクは PGP の使用を諦めたのであった。
なんてこった!


そして暗号バッグを作ってみることに

しばし考えた末、難しくて使いこなせないのなら、おもいっきり簡単にしたらどう?
ということで、 「『暗号化』と『平文化』それだけ出来るソフトがあってもいいでしょう」 にたどり着きました。
「鍵かけて」送ってもらって「鍵を開ける」となると…

  • 金庫
  • バック
  • 運び屋

かんたんにということで、
「 バックを相手に送って中身を入れて送ってもらう、閉じたバックは手元の鍵で開ける」
どうでしょう、
「バックならばアイコンもかんたんに作れそう」
これで決定。
「でも、PGP の公開鍵とかは、ある程度使えるようにしたいぞ」
ということで作ったのが「暗号バッグ」です。
( サインは透明なカバンに入るということで、いずれ作るかも…)

ぶちゃけた話、何か作りたいようっていうのもあったんですけどね。


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